ワンオフ施工!アストンマーチン Vantage550のフロントフルプロテクションフィルム施工車事例 / 神奈川県相模原市S様より | 神奈川県横浜市のカーコーティング専門店ミスターポリッシュ
今回はアストンマーチン Vantage550のプロテクションフィルムをフロントフルセットにてご用命を頂きました。誠にありがとうございます!
現在、当店ではXpel、3M、Diamond Swell等々数多くのプロテクションフィルムを取り揃えており様々な部位への施工を承っております。
今回は、年式がそこそこ古くアストンマーチンのVantage550という希少車ということも重なりプレカットデータがありませんでした。全てワンオフでの施工となりましたのでかなり苦労をしましたが、お客様のご要望になるべく添えさせていただくべく頑張らせていただきました。
年式は古いお車になりますが、車の造形が近年の車の用に3D形状満載で更にはボンネットのダクトやグリルまわり等ワンオフですと中々難しい場所へのプロテクションフィルム施工となりますが、時間をかけ二人がかりで地道にデータを作成しインストールしていきました。
・Xpelプロテクションフィルム施工(フロントフルセット)
(ボンネット・フェンダーL/R・Fバンパー・ヘッドライト)
先ずはボディーコーティング同様、徹底して下地処理を行っていきます。パネルの隙間やつなぎ目などの埃や砂、泥等々プロテクションフィルムの施工時に悪影響を与えてくる物体を軽減するために入念に細部洗浄を行っていきます。
また同時に鉄粉除去作業を行い塗装表面に付着している鉄粉を確実に除去していきます。
クリーニングも兼ねて研磨作業をしていきます。目に見えないレベルの塗装の凹凸を取り除き、平滑にしていきます。プロテクションフィルム施工の際も研磨作業を加える事により密着率が上がり綺麗に塗装面に張り付いてくれます。
いよいよプロテクションフィルムの施工を開始いたします。今回はフロントフルでのプロテクションフィルムインストールをご用命いただいております。(ボンネット・フェンダー・バンパー・ヘッドライト等々)
年式が年式の為、塗装がところどころ弱ってしまっている為細心の注意を払うためマスキングと専用マスカーにて貼るパネル以外の部分の保護をしました。
特にボンネットのダクトの部分は誤ってフィルムが密着してしまうと、剥がす際に塗装が一緒についてくるリスクが有りましたので、ダクトすべてを覆う用にマスキングを施工いたしました。
プロテクションフィルム施工の準備が整いましたら、パネル全体に施工用ゲルを掛けクリーニングをします。塗装面に付着しているホコリなどプロテクションフィルムを施工する上で邪魔になってくる要因をできるだけ減らしていきます。
たっぷりと施工用ゲルで塗装面全体に馴染ませたらいよいよプロテクションフィルムの施工を開始いたします。
施行用ゲルで全体を滑りやすくし、潤滑性を上げる事で位置の調整やフィルムの糊ズレなどを防ぐ事ができます。特に温度によって施行用ゲルが乾いてしまうと上手く貼ることができなくなるため、その日の季節や温度によって分量が変わります。
ボンネットへプロテクションフィルムの施行を開始していきます。位置を合わせてからスキージーにてエアーや施行用ゲルを抜いて行きます。
今回はワンオフでの施行になり、プロテクションフィルムの車種専用データが存在しないため貼りつつデータを作成しながらカットの作業をしていきます。
余分な部分を切り取り、アストンマーチンのボンネットへ形を合わせて行きます。
巻き込みが可能な部分は極力パネルの裏まで巻き込みますが、巻き込みができない部分も多々ありますため見ながら最良の判断でフィルムをカットしていきます。
ワンオフでの施行となりますため、カッターにて各種カッティング処理を施していきます。
ハーフカット(フィルムの厚みの半分をカットし、貫通はさせずにカットする手法)をよういてボディに傷が入らないよう慎重にカットを進めて行きます。
角の処理はこのような形で綺麗に仕上がります。形状的に巻き込む事ができなかったためツラでカット処理を行っておりますが、近くで見てもわからないレベルでカットを行うため綺麗な仕上がりが可能です。
フェンダーのタイヤハウス側は巻き込む事が可能な為、剥がれ防止の為巻き込ませていただきました。
今回のお車は、アストンマーチンのVantage550という希少種でフロントバンパーと左右のフェンダーが一枚物のパネルとして繋がっているため、当店にてプロテクションフィルムに切り込みを入れて3枚貼りで対応の方をしました。左右対称で切り込みを入れるためマスキングにてカットするラインを決めています。
グリル部分もかなり凹凸のある形状となっておりますが、当然その部分も保護を行いたいので形状に合わせて余分なフィルムをカットしていきます。
グリル部分の巻き込みの様子。テンションの掛け方によって巻き込めなくなったり仕上がりが悪くなったりするため、慎重にテンションを掛けながらグリルの凹凸に沿わせてプロテクションフィルムを貼っていきます。
フロントバンパー部のプロテクションフィルム施行。膨らみから凹みのある形状でかなり難易度が高いです。その上、プレカットデータではないためこちらも合わせながらデータを作成しフィルムを貼っていく必要があります。
続いて、フェンダーにプロテクションフィルムをインストールしていきます。
サイドマーカーやダクトがこちらにもついているため、ワンオフだと非常に高度な技術が必要になってきます。
スチームを当てて余分なシワを抜いていきます。丁寧にスキージーを処理することでキレイな仕上がりになります。
ボンネットのダクト部分ですが、かなり複雑な形状をしています。自作でデータを作成しつつトライ&エラーを繰り返して一番合う状態にフィルムを作成していきます。
以上で、アストン・マーチン Vantage550のプロテクションフィルムの施行が完了いたしました。
今回は神奈川県相模原市というご遠方からプロテクションフィルムのご依頼を頂きまして誠にありがとうございました。
フロントフルセットにて保護をさせていただきましたので、今後の走行中の飛び石等の外的要因から塗装の保護に役立ちます。複雑な様々な形状でかなりお時間と難易度を要す作業となりましたが、お車が綺麗に蘇って気持ちがいいですね。
今後とも希少種なお車をお大事にお乗りになってくださいませ!
また何かご不明点やご相談ごとがございましたらいつでもお気軽にお声掛けください。
この度は当店へのプロテクションフィルム施行でのご入庫、誠にありがとうございました。
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