
車のボディを長期間美しく保つためには、現代では様々な手法があります。プロテクションフィルムやガラスコーティング、そしてセラミックコーティングなど。
どれも非常に効果的ですが今回は市場にはものすごく多くセラミックコーティング剤が存在し、その中でもどれが最適なのか選び方が難しいこともあると思います。
本記事では、その中で最も有名なセラミックコーティング剤のファインラボ、セラミックプロ、G-techniq(ジーテクニック)など、2024年現在最も注目すべき最新のセラミックコーティング剤をプロの視点からご紹介します。さらに、セラミックコーティング剤の選び方や施工のポイントについても詳しく解説いたします。

まず、セラミックコーティング剤が他のコーティング剤と異なる特徴を簡単に紹介します。
セラミックコーティングは、一般的なワックスやポリマーコーティングと比べ、はるかに高い耐久性があります。通常、1回の施工で3〜5年持続することが多く、新車で購入した方や中古車で購入し今後も長くその車に乗りたい方に最適です。
セラミックコーティングは、大体の場合がコーティングの層を重ねて施工します(中には単層の物も有り)。そうすることによって通常のコーティングと比べて深い艶を得られます。
セラミックコーティングと言えば高い耐傷スリ性能です。とは言っても実際には傷は付きますが、ポリマーコーティングやワックスに比べたら高い耐傷スリ性能を誇るのもまた事実ですが、「傷がつかない」や「傷がつきにくくなる」などの情報は語弊を生むため当店では明記しておりません。

次に、2024年に注目すべきセラミックコーティング剤のFINE LABO(ファインラボ)、CERAMIC PRO(セラミックプロ)、Gtechniq(ジーテクニック)について紹介します。
特徴:ファインラボ(FINE LAB)は、耐久性と保護性能に優れた高品質のコーティング剤で知られています。特にFINE LABの「FEYNLAB HEAL SERIES(ファインラボ・ヒールズ)」は、傷の自己修復機能を備えており、小さな傷であれば熱で修復できるという画期的な特徴を持っています。
メリット:小傷の自己修復機能があり、塗装面の保護を強化。艶や撥水性も抜群です。
おすすめポイント:指定された技術を習得し、高い知識を持つ認定ディテイラーのみが施工可能な特別なセラミック皮膜ガラスコーティングです。
特徴:セラミックプロは、プロフェッショナル用として世界中で評価の高いセラミックコーティングです。硬度が9Hという非常に強力な保護膜を形成し、傷や汚れから車を徹底的に守ります。
メリット: 高い耐久性と硬度で、車全体をしっかりと保護します。複数のコーティング被膜を重ね塗りすることが可能。
おすすめポイント:世界80カ国以上で施工されているセラミックコーティングです。
特徴:イギリス発の**Gtechniq(ジーテクニック)**は、独自の技術で作られたハイパフォーマンスなコーティング剤です。「Crystal Serum Ultra」は、最上級のセラミックコーティングで、優れた撥水性と深い艶を実現します。
メリット:耐化学薬品性に優れており、洗車時の酸性やアルカリ性の洗剤にも強く、長期間のコーティング効果が期待できます。
おすすめポイント:カーディテイリングの本場であるアメリカ、ヨーロッパを中心に50カ国以上に展開しており、特に競争の激しいイギリスのハイエンド市場では50%以上のシェアを誇っています。
特徴:プロ用としての評価が高く、非常に高い光沢と強力な撥水を持つ保護性能を作ります。特に日本では近年注目されつつある新しいコーティングブランドです。
メリット:超光沢と超撥水被膜の保護性能の両立。乗用車から高級車にも幅広く採用されています。
おすすめポイント:強力な撥水性能求める方や、最高級の仕上がりを求める方に最適。

セラミックコーティング剤を選ぶ際には、次のポイントに注意しましょう。
コーティングの性能をしっかり見極めましょう。施工後の機能やコーティングに何を求めているのかを明確にしシビアに選択する必要があります。
プロ向けの製品は、市販では買えないのが殆どでもし購入できたとしても施工の技術がかなり必要です。DIYで施工する場合は、比較的扱いやすいコーティング剤を選びましょう。
セラミックコーティングは通常のガラスコーティングより高い費用がかかりますが、長期間車を保護・美観維持できるため、専門店のメンテナンスの有無次第で結果的にコストパフォーマンスが良くなるケースがあります。

これはセラミックコーティングに限る話では有りませんが、コーティング前には必ず塗装面を平滑で綺麗にし、傷や汚れ・水シミなどを除去してから施工する必要があります。下地処理が不十分だと、コーティングの効果が減少してしまいますし、汚れの上に硬いセラミックコーティングを施工してしまうことになってしまいます。
コーティングを施工する際は、直射日光が当たらない場所や、風のない環境で行いましょう。直射日光によりコーティング剤を拭き上げる前にすぐ乾いてしまったりする原因にもなりますし、小さな埃でも仕上がりに影響を与えることがあります。乾いてしまった場合は最悪研磨を行わないと取れなくなってしまうのがセラミックコーティングです。
これはどんなコーティングでも言えることですが、コーティング後は定期的な洗車とメンテナンスが必要不可欠です。車を車検や点検に入れるのと同じ様に、良いコーティング剤はしっかりと適したメンテナンスを行いましょう。
セラミックコーティングは、愛車を長期間美しく保つための強力なツールです。今回ご紹介したファインラボ、セラミックプロ、ServFace (サーブフェイス)、Gtechniqの製品は、耐久性、撥水性、保護性能すべてにおいて優れており、車を最高の状態に保ちたい方に強くおすすめできる製品です。適切な選び方とメンテナンスで、車の美観を長く保ちましょう。
もちろん当店でもセラミックコーティングを取り扱っていますが、当店が最も意識してコーティング剤を取り揃えている部分は「コーティングを施工する本当の意味」を一番においています。
「コーティングを施工したが故に水シミが取れなくなった!」という話はセラミックコーティングでも当然あり得る話です。付着してしまったら除去できなくなってしまったり、ケミカルを使用したらコーティングごと剥がれてしまっては意味が有りません。
そのため当店では付着してしまっても様々なケミカル耐性があるセラミックコーティング剤のみを取り扱っております。
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